ささいなこ

短歌や詩、日常のささいな物語を綴ります。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

わたしたちがただ言葉にできなかった ただそれだけよ 誰のせいでも何でもないの

OFF

誰にも伝わらないから 今一度携帯電話の電源お切りください

席の隅に

席の隅にずっとある ここじゃないどこかの街

何もないの

不思議なことなんて何もないのただここにあなたがいる それだけ

ぜんぶがぜんぶ

ぜんぶひっくるめて ぜんぶひっくりかえして あなたのおかげ 「きれいだね」 あなたが私をきれいにしてくれたの 「おもしろいね」 あなたがちゃんと私を見てくれてる 「似てるね」 あなたの見る目が純粋なのよ ぜんぶがぜんぶ あなたのおかげ きちんと言葉に…

選手交代

エグいくらいヒットしない恋愛打者 ノーセーフスリーアウト

掘る

穴を掘ってみませんか あら私たちは掘り起こさぬよう

姉の暮らし

何もいらんよ 頭撫でてくれるけど 「好き」って 言葉で言わんといて もう勘違いせんし わたし 求めてないから 鬱陶しいエロさは 「可愛いね」って 示した目でみんといて だからってその目で 睨まんといて 終わりたいだけやから 曖昧な関係は 「また会うてい…

小さな愛

ずるい よ なんの被害もうけないで のうのうと さ 苦しいのを 抱えてるのは だれだよ な 足掻いている 孤独に 顔面突っ込んで 溺れてしまう から だから はっきり言ってくれよ 溺れ死ぬまえに 小さな愛 を

伝えることを言いだせない

どうにかして どうにかして あなたに 伝えれないだろうか こうしても こうしても 言いだせない わたし どうにかして こうしても どうにかして こうしても わたしはあなたに 伝えることを言いだせない

有名な有名でない音楽会 一小節の値段1億万円

ほらここ

手もとみてほらね ここにあった飾らなくして輝くサファイアの石

どこ

どこいった コロンコロン 首が夜道に転がっている 足が宙に浮いている 声が浮ついて雲になり 色のある雨が肌を染める 目玉を手に乗せ 腹を抱え ケラケラと顔面笑い コロンコロン コロンゴロン 私の身体 どこいった

蟹神様

そんなとこに 神様はおらんし なぁ 神様ってなに そんなことより 蟹 蟹たべへん なぁ あれ 蟹って神様みたいなんかな うまいし 甲羅あるし 力強い チョキの手 まぁ 神様は食べられへんか こんな時に 神様おらんねんな なぁ

覚めない

黒い人が通っていく ひとり ふたり 黒い男の子がその後ろ かーかー からすもその後ろ 黒いはいつのまに お母さんのお腹に集まる お母さん 大丈夫? 黒いのどうしたら消えるかな 黒い人も心配してるよ お母さん カーテンの光入れる? 黒い人 私の手を掴む か…

コレ

鼻血 入院 飛びとみ 殺し 骨のヒビ なぁ これ羨ましかったん これ 消えてまうで全部 そんで 捕まるで

ろくな

「何あったん?」 なんもない 「自暴自棄?」 そんなんちゃう 消えてまえ 手前味噌ちゃう 「好き」といったら 最後 「好きです」といわれて 最後 ばらばらに 破壊してまえ 「大丈夫?」 ちゃうわ 阿呆 「電話いい?」してくんな 木瓜 悪くない こんな人です …

みんな、すごい

みんなすごいの集まり、集いその人らに救われてる、勝手に私かて言葉にもせえへんけど誰よりも勝手な涙と笑い声をだしてると思うと情緒不安定ってすごい人らばっかりやと情緒やって不安定なるやろ?いつなったら安定するんかなすごい人ら、止めてや

セット

こんにちは お上がり下さいありがとうお歳暮セット届に来ました

色んな人

元気にしてるかな 色んな人との思い出24色色鉛筆

ばしばしと ひしひしと伝わる5秒後の挨拶「またね」

バス

バスに乗り 夜の風景を横目でなぞる バスの時間 あまりにも揺れる車内で あなたを見つけた 少し泣いてしまうけど よく思い出したら隣にもこの場所にもいないので 深く泣いてしまい 車内に鼻をすする音が ひとしきり響いている バスに乗り あなたが今いる世界…

共鳴

聴いている声 鳴いている声 その隣人の声に共鳴の和音

お空の人

お空の人が悲しくて大粒の雨降り続けてます

黄色

黄色にのせた新しい季節の 私の居場所に咲いていたタンポポの花

月つきお月の頭に 私の頭ごっつんこ

悲しみより深く青い海を泳ぎたい

11/9

消えない 消えない景色 色あせない 色あせない色 美しい 美しき花 奥深い 深い愛 悲しい 悲しいお別れ さようなら さようなら優しさ

笑う鬼の 笑顔はとても いとおかしい

ほんのちょっと先に咲いていた悲しいお花 大丈夫、今助けるからね