ささいなこ

短歌や詩、日常のささいな物語を綴ります。

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

甘い

クソだって思った日のチョコレートの甘いこと おかしいね楽しいね

終わりたくない夜

いつかは終わるって わかってたけど 終わってしまったら すごくすごく 寂しいんだね

割れたガラス

僕と君は最悪なんかじゃなくて 破片が散らばったガラスみたいな コンクリートに落ちた 細かい破片 触ったら尖ってて血が出るから げがしないように そっと触れて

同じでない

なんだ この街を知り尽くした人かと 降りた駅 各駅停車のみの駅 同じ車両 同じ歩数で ドアが開くのを待つ 着いた着いた プシュー ドコドコ 降りたホームで目が合わない なんだ 知った人かと 同じ電車 同じ車両でも

二階から

泣き虫な女の子に二階からクールな目薬をさす男の子

ALL THUMBS

あなたが忘れられない好きを変わらずもっているのは 生きていることの支えになっている気がするんです あなたがこれまでも 何かあった日を思い出している時も いま作品を作り続けているのは いつまでも好きな人を想い続けて あの頃と変わらない 違う形で愛を…

いつか私の好きが誰かの好きであるように

私が好きになった人 生まれてからこれまで みんなみんな幸せになっていて なんでかそのことが 私にいつしか伝わってくる 知らなくていい事なのに 知って後悔してるんじゃないけど とても嬉しいんだけれど わたしはどっか 置いてけぼり そんな事ないよって? …

深夜に頬寄せ聞いてあげます この時間に喋りたい項目選

麻酔につかった胃と腸の会話食べすぎてもしきれません

消えてしまった去年にの愛しさ あれミカンが今年の愛しさ運んできました

今度あったら

思い出したら腹が立っちゃうな もっと怒ってよかったなとか もっと殴っていればなんて 今度会うとか一生ないけど 今度あったらよろしくどうぞ きみは本当に最悪だったな ずっと思ってたいんだなんて 一緒に永遠いようだなんて 好きだ好きだと伝える度に また…

愛を忘れた人の片足に白いゆりの花

何かしら

心の余裕みたいな ここにいても いなくても そんな何かしらのうっすらなことを 考えるだけで泣いてしまう 手すりが揺れる方向さえも 見ぬままに過ごしてしまうのか 何かしらってどこかしら 突然訳も分からぬまま 理由つけた言葉たちの群れ あなたはどこに行…

暮れに向かうそれぞれの場所 どこか空いていませんか 空いてませんか